コロナ禍をきっかけに注目されるようになった結婚式保険(ブライダル保険)。結婚式保険は、結婚式で起こり得る不測の事態に備えるものですが、「本当に意味があるの?」という疑問を抱える方も少なくないと思います。
今回は、「結婚式保険に加入する際のデメリット」を詳しく解説します。
結婚式保険に加入するか迷っている方や、結婚式をこれから行う方の参考になれば幸いです。
結婚式保険のデメリット
結婚式保険には、次のようなデメリットがあります。どのようなデメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。
1)保険料が高い
結婚式保険は、「イベント保険」の一種ですが、一般的なイベント保険と比べて保険料が高く設定されている傾向にあります。結婚式自体に多額の費用がかかる中、追加で保険料を支払う負担を重く感じるのはもちろん、掛け捨てのためこの1日のために保険をかける必要性を感じないカップルも少なくないようです。
2)保険を使わない可能性が高い
結婚式保険は、アクシデントに備えるものですが、多くの場合、そのような事態は発生しない可能性があり、保険を利用しないことも考えられます。結果として、支払った保険料が無駄に感じることもあるでしょう。
3)必要な補償がない場合がある
結婚式保険は、不慮の事故やアクシデントに対する補償を提供しますが、すべてのリスクをカバーしているわけではありません。結婚式の延期理由が補償対象外となるケースである場合、補償を受けることができません。保険に加入する前に、自分に必要な補償が含まれているかどうか、保険内容をよく確認することが重要です。
4)手続きが煩雑
保険の申し込みや請求手続きが複雑で、時間がかかる場合があります。例えば、結婚式のキャンセル理由を証明するために必要な書類や手続きの準備に時間がかかってしまい、手続きの遅延が発生することも少なくありません。保険会社によって対応が異なるため、事前に手続きの流れを確認しておくことが大切です。
結婚式保険の加入を検討する際のポイント
結婚式保険にはデメリットがあるため、保険に加入するかどうかは慎重に考えたいですね。次の点に注意して、保険内容を確認しましょう。
①保険料が予算内に収まるか
保険料が結婚式全体の予算に対して負担になっていないかを確認することが重要です。
②補償内容の確認
自分たちに必要な補償が含まれているか、特に重要なリスクに対する補償が欠けていないかをしっかりチェックしましょう。
③手続きの複雑さ
保険の申し込みや請求手続きがスムーズに行えるかどうかを確認し、万が一の場合に迅速に対応できるかも考慮しましょう。
結婚式保険には、いくつかのデメリットがありますが、保険料や補償内容、手続きの複雑さなどを十分に理解し、自分たちの状況に合った判断をすることが大切です。結婚式は一生に一度の大切なイベントですので、より安心して当日を迎えられるよう、慎重に考えてみましょう。
次に、「結婚式保険に入っていて良かった」「結婚式保険をオススメしたい」といったみなさんの声をご紹介します。
結婚式保険について 〜みなさんの声〜
◾️保険加入を迷っている
式場の衣装室でドレス保険の話がありました。ウエディングドレス1着とカラードレス1着とタキシード1着をレンタルするので、結婚式保険でも補償してくれると思うので、どうしようか迷っています。
■父が亡くなり、落ち着いた後に叔父が亡くなりで散々な日々でした
ということで8月の結婚式も中止。結婚式保険入ってたおかげでキャンセル料は自己負担なしで決着
■結婚式保険入っていたおかげで式場に払ったお金は全額返ってくるらしい。ありがたい。
■これから結婚式を挙げる方にオススメしたい結婚式の保険。私が昨年挙げた時は、台風19号で影響が出た方が。今回はコロナと…何があるか分からないから、延期やキャンセルで大金を払う危険があるのでオススメしたい。
■台風で結婚式中止はお気の毒😂💧
うちも結婚式を予約したときは、当日インフルエンザにかかったり災害等の不測の事態で結婚式が出来なくなってしまうことも想定して結婚式保険に入ったよ😅😅数万円で数百万円ものキャンセル料払うの免れるなら安いもん💦💦本当に結婚式保険は入るべきよー😣!!!
■台風の結婚式キャンセル問題
式場側の強硬な姿勢を見ると、結婚式保険に入っておいた方が無難。キャンセル要因は天候以外にも、身内の不幸、インフルエンザなど年収ぐらいの費用を1日で使って出たとこ勝負は精神衛生上よくない。自分の身は自分で守ろう。
これらのコメントにもありますように、不測の事態は誰にも予測できず、いつ自分の身に降りかかるかわかりません。場合によっては、年収に近いキャンセル料が発生する場合があります。やはり「自分の身は自分で守る」ことが大切ですね。
次に、各社サービスの詳細を見ていきましょう。結婚式保険への加入を悩んでいる方の参考になれば幸いです。
※各種ブライダル保険会社によって補償内容は適時、変更されるため、加入前にはご自身で最新の情報をよく確認してください。
結婚式総合保険「佳き日のために」
「佳き日のために」は、13万組以上が利用した結婚式総合保険です。
あそしあ少額短期保険がつくったもので、日本で最初の結婚式保険と言われています。掛け金によって補償額が変わる3つの保険プランがあり、それぞれの状況に合わせた保険が選べるのも魅力です。
挙式の延期、キャンセル両方に対応しており、挙式前と挙式当日の両方が補償対象となるのが特徴で、特に災害時の対応として、警報発令のみで補償してくれるのは、参列者への配慮が感じられ、安心感があります。
サービス名 | 保険料 | 補償額 | 利用者数 | クレカ払い | 契約期日 | コロナ対応 |
佳き日のために | 1.6万円~ | 150万円〜 | 約13万組 | ○ | 挙式45日前 | ○ |
保険料と補償限度額
「佳き日のために」には、3つのプランが用意されています。
・すごく安心な結婚式
保険料 5.6万円
キャンセル補償限度額 850万円
・とっても安心な結婚式
保険料 3.6万円
キャンセル補償限度額 500万円
・ひとまず安心な結婚式
保険料 1.6万円
キャンセル補償限度額 150万円
また、これらの金額に加え、全プラン共通で結婚式中止費用保険金、挙式当日補償金などがあります。
▼「佳き日のために」をもっと詳しく知りたい方はこちら
https://bridal-hikaku.com/custom/bridal-hoken-compensation/
自己負担金ゼロ!ハッピーウエディング(ブライダル総合保険)
「ハッピーウエディング(ブライダル総合保険)」は、ダブルエー少額短期保険(株)のブライダル総合保険です。
多くのブライダル保険では、貸し衣装の破損や、式場設備の修繕などへの補償を受けるために「自己負担金」と呼ばれるお金を、保険料とは別に支払う必要があります。
しかし、この「ハッピーウエディング」は、自己負担金ゼロで充実した補償を受けられます。
サービス名 | 保険料 | 補償額 | 利用者数 | クレカ払い | 契約期日 | コロナ対応 |
Happy Wedding | 1.3万円~ | 150万円〜 | 不明 | ○ | 挙式31日前 | ○ |
保険料と補償限度額
「Happy Wedding」には、3つのプランが用意されています。
・Aプラン
保険料 5.3万円(ワイドオプション+8千円)
キャンセル補償限度額 850万円
・Bプラン
保険料 3.3万円(ワイドオプション+6千円)
キャンセル補償限度額 500万円
・Cプラン
保険料 1.3万円(ワイドオプション+4千円)
キャンセル補償限度額 150万円
これらに加え、全プラン共通で結婚式当日の補償金があります。
▼「Happy Wedding」をもっと詳しく知りたい方はこちら
https://bridal-hikaku.com/custom/bridal-hoken-compensation/
花嫁のお守り
インターネット及び全国のゼクシィ保険ショップにて取り扱い。
保険の加入はゼクシィが受け付けますが、保険商品はあそしあ少額短期保険と損保ジャパンが提供しています。
挙式までの期間と挙式当日に加え、別サービスで傷害総合保険もあり、ハネムーンや新生活のアクシデントにも対応してくれます。
サービス名 | 保険料 | 補償額 | 利用者数 | クレカ払い | 契約期日 | コロナ対応 |
花嫁のお守り | 1.6万円~ | 150万円〜 | 約7万組 | ○ | 挙式45日前 | ○ |
▼「花嫁のお守り」料金等の詳細はこちらから
https://bridal-hikaku.com/custom/bridal-hoken-compensation/
まとめ
結婚式保険には、万が一の事態に備えるメリットもありますが、デメリットを理解した上で慎重に検討することが大切です。
特に、保険料や補償内容、手続きの煩雑さなどを事前に確認し、自分たちにとって最適な選択をすることが重要です。結婚式という大きなイベントを安心して迎えるためにも、リスクに対する備えをしっかり考えたいですね。
各社それぞれ条件や補償内容、期間、対象式場などの要件が異なります。ご自身の環境や希望に合ったものをお選びくださいね。
また、本記事の内容は執筆時点のものです。最新情報は、各保険会社のサービスサイトをご確認ください!