結婚式に関するトラブルで発生してしまった損害を補償してくれる結婚式保険(ブライダル保険)。
コロナ禍などで、結婚式が予定通り執り行えないことも増えました。そんな時代背景もあって、結婚式中止にともなう費用を補償してくれる結婚式保険(ブライダル保険)の存在が世の中に知られてきたようです。しかし、車を買った時に入る車両保険や住宅購入時の火災保険に比べると、「たった1日のイベントにわざわざ保険をかける」ことに慣れていない人も少なくありません。
しかし、結婚式保険(ブライダル保険)に加入していれば、もしもの時に安心なのは間違いありません。また、結婚式保険が活躍するのは挙式当日のトラブルだけではないことは、まだ知られていないようです。実は結婚式保険は新郎新婦の怪我や入院など、挙式を準備している間に起きたトラブルも補償してくれるのです。
今回の記事では、
「結婚式保険のコロナ時の対応 補償対象は?濃厚接触者どうなる?」をご紹介します。
どの結婚式保険に加入すべきか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
新型コロナも5類に移行し、やがて1年になろうとしています。国の規制が緩和され、感染症の位置づけも変わった今、各社の保険内容の変化を見てみましょう。
※各種ブライダル保険会社のサービスサイトを、よく確認をしてから加入してください。
結婚式総合保険「佳き日のために」
「佳き日のために」は、これまでに8万組が利用した結婚式総合保険です。
あそしあ少額短期保険がつくったもので、日本で最初の結婚式保険と言われています。
掛け金によって補償額が変わる3つの保険プランがあり、それぞれの状況に合わせた保険が選べるのも魅力です。
また、保険以外にもより良い結婚式のための情報メディアも運営しており、新郎新婦のサポートに力を入れていることがわかります。
▼「佳き日のために」の補償内容・保険料はこちら
https://bridal-hikaku.com/custom/bridal-hoken-compensation/
「佳き日のために」のコロナ対応
「佳き日のために」が補償してくれるのは、以下のものです。
① ご本人(新郎新婦)の場合
死亡・7日以上の継続入院・陽性反応に伴う医師による式当日の自宅待機指示
② 新郎新婦の父母子の場合
死亡・7日以上の継続入院
③ 新郎新婦の兄弟姉妹の場合
死亡
また、これらに検査のための入院や予定されていた入院等は含みません。
自己判断での自宅待機や罹患していない場合(陰性)は対象外となります。
■下記ケースは支払対象とはなりません■
・新郎新婦の祖父母の感染による死亡・7日以上の入院
・父母の結婚式当日の自宅待機指示
・本人(新郎新婦)が濃厚接触者である
・緊急事態宣言や、政府・自治体からのイベント自粛要請によるキャンセル
保険料と補償限度額
コロナ時の補償額は、プランごとに異なります。
「佳き日のために」には、3つのプランが用意されています。
・すごく安心な結婚式
保険料 5.6万円
結婚式キャンセル補償限度額 850万円
挙式当日に新郎または新婦がコロナの場合 150万円
(改訂内容)
新郎新婦が新型コロナウイルス(COVID19)に感染したことを理由とする結婚式当日の入院または医師による自宅待機指示の場合:補償限度額150万円
その他の事由の場合:補償限度額850万円
・とっても安心な結婚式
保険料 3.6万円
結婚式キャンセル補償限度額 500万円
挙式当日に新郎または新婦がコロナの場合 100万円
(改訂内容)
新郎新婦が新型コロナウイルス(COVID19)に感染したことを理由とする結婚式当日の入院または医師による自宅待機指示の場合:補償限度額100万円
その他の事由の場合:補償限度額500万円
・ひとまず安心な結婚式
保険料 1.6万円
結婚式キャンセル補償限度額 150万円
挙式当日に新郎または新婦がコロナの場合 50万円
(改訂内容)
新郎新婦が新型コロナウイルス(COVID19)に感染したことを理由とする結婚式当日の入院または医師による自宅待機指示の場合:補償限度額50万円
その他の事由の場合:補償限度額150万円
また、これらの金額に加え、全プラン共通で結婚式中止費用保険金、挙式当日補償金などがあります。
詳細は、「佳き日のために」サービスサイトをご覧ください!
▼当メディアでも「佳き日のために」を取り上げています。
https://bridal-hikaku.com/for-a-good-day/
ブライダル総合保険「Happy Wedding」
「Happy Wedding」は、結婚式場アニヴェルセルなどを運営するAOKIグループのブライダル保険です。
新郎・新婦の肉親に不幸があった際の中止費用については、親・子・兄弟姉妹までを対象にする保険が多いなか、祖父母の方まで対象にするオプション(ワイドプラン)を付けられるのが特徴です。
▼「Happy Wedding」の補償内容・保険料はこちら
https://bridal-hikaku.com/custom/bridal-hoken-compensation/
「Happy Wedding」のコロナ対応
「Happy Wedding」が補償してくれるのは、以下のものです。
①新型コロナウイルスによって逝去された場合
<補償対象>新郎新婦、両親、兄弟姉妹、子 ※ワイドプランの場合「祖父母」追加
② 新型コロナウイルスによって7日以上入院された場合(自宅や療養施設での待機含む)
<補償対象>新郎新婦、両親、子
③ 挙式当日入院中、または医師による待機指示
<補償対象>新郎新婦
なお、新郎新婦が新型コロナウィルスに罹患され、挙式当日に入院されていたり、医師による挙式当日の待機指示が出ている場合は③の支払事由に該当します(自己診断や医師診療のない濃厚接触等は対象外となります)。
また、「濃厚接触者だから」「コロナが心配だから」「破談になったから」等の理由により結婚式を延期・中止した場合は補償されないため、注意が必要です。
詳細は、「Happy Wedding」サービスサイトをご覧ください!
▼当メディアでも「Happy Wedding」を取り上げています。
https://bridal-hikaku.com/happy-wedding
花嫁のお守り
「花嫁のお守り」は、インターネット及び全国のゼクシィ保険ショップで取り扱い中の保険です。
挙式までの期間と挙式当日に加え、別サービスで傷害総合保険もあり、ハネムーンや新生活のアクシデントにも対応してくれます。
保険の加入はゼクシィが受け付けますが、保険商品はあそしあ少額短期保険と損保ジャパンが提供しています。
▼「花嫁のお守り」の補償内容・保険料はこちら
https://bridal-hikaku.com/custom/bridal-hoken-compensation/
「花嫁のお守り」のコロナ対応
「花嫁のお守り」のコロナ対応に関して、公式ホームページなどには情報がありませんでした。
▼当メディアでも「花嫁のお守り」を取り上げています。
https://bridal-hikaku.com/wedding-support-plan/
まとめ
ご紹介した保険はいずれも共通して、「新型コロナに感染したから」ということに特化しておらず、インフルエンザや他の疾患、ケガと同じような扱いで、医師からの指示があり病気やケガで入院している場合や自宅等で待機指示を受けている場合になるようです。
補償範囲(親、祖父母など)は、選ぶ保険やプランによって異なります。
各社それぞれ条件や補償内容、期間、対象式場など異なりますので、ご自身の環境や希望に合ったものを選んでいただくと良いでしょう。
また、本記事の内容は執筆時点のものです。
最新情報は、各保険会社のサービスサイトをご確認ください!