結婚式に関するトラブルで発生した損害を補償してくれる結婚式保険(ブライダル保険)。
コロナ禍などで、結婚式が予定通り執り行えないことも増え、結婚式の中止費用を補償してくれる結婚式保険の存在も知られてきたようです。しかし、車を買った時に入る車両保険や住宅購入時の火災保険などに比べて「たった1日のイベントにわざわざ保険をかける」ということを、イメージしにくい人もいるようです。
しかし、結婚式保険があれば、もしもの時に安心だというのは間違いありません。さらに、この保険が活躍するのは挙式当日だけではありません。挙式準備期間に起きたトラブルも補償対象になっています。
そこで気になるのは、台風や地震といった災害によるキャンセル時の補償です。
自然災害は予期することができず、当然ですが防ぐこともできません。
今回の記事では、
「結婚式保険は、台風や地震などの災害によるキャンセルも補償してくれるのか?」を調べました。
結論からお伝えすると、
どこの保険会社も災害時によるキャンセルを補償してくれます。
しかし、保険会社によって少しずつ補償内容、補償対象に違いがあるようです。
それでは、各社サービスの詳細を見ていきましょう。
結婚式保険への加入を悩んでいる方の参考になれば幸いです。
※各種ブライダル保険会社によって補償内容は異なるため、よく確認をしてから加入してください。
結婚式総合保険「佳き日のために」
結婚式総合保険「佳き日のために」は、
①地震・台風・火事などの災害
火災・破裂・爆発・風災・水災・雪災・地震等で新郎新婦が居住する家屋が、またはそこにある新郎新婦所有の家財に100万円以上の損害が生じた場合
②大雨・大雪などの特別警報
結婚式開催日の当日、前日または前々日に、結婚式会場の所在する地域または被保険者が居住する地域に対し、気象庁からいずれかの特別警報の発表された場合
大雨特別警報、大雪特別警報
暴風特別警報、暴風雪特別警報
波浪特別警報、高潮特別警報
この2パターンを補償してくれます。
災害発生時だけでなく、「警報」の段階で補償してくれるのは、とても手厚く安心感がありますね!
サービス概要
6万組が利用した結婚式総合保険です。あそしあ少額短期保険がつくったもので、日本で最初の結婚式保険と言われています。
掛け金によって補償額が変わる3つの保険プランがあり、それぞれの状況に合わせた保険が選べるのも魅力です。
また、保険以外にもより良い結婚式のための情報メディアも運営しており、新郎新婦のサポートに力を入れていることがわかります。
▼詳細はこちらから
https://bridal-hikaku.com/for-a-good-day/
ブライダル総合保険「Happy Wedding」
「Happy Wedding」は、
災害・火事による延期・キャンセル保険は被保険者(新郎・新婦)が平時居住する住居が半壊以上の損害、もしくは住宅に収容されている家財に100万円以上の損害を受けた場合
を補償してくれます。
この”災害”には、台風や地震、水害などが含まれています。
サービス概要
結婚式場アニヴェルセルなどを運営するAOKIグループのブライダル保険です。
新郎・新婦の肉親に不幸があった際の中止費用については、親・子・兄弟姉妹までを対象にする保険が多いなか、祖父母の方まで対象にするオプション(ワイドプラン)を付けられるのが特徴です。
▼詳細はこちらから
https://bridal-hikaku.com/happy-wedding/
花嫁のお守り
「花嫁のお守り」は、
火災・破裂・風災・水災・雪災・地震などで新郎新婦の平時居住する家屋が半壊以上、または家財に100万円以上の損害が生じたことを理由とするキャンセルを補償してくれます。
サービス概要
インターネット及び全国のゼクシィ保険ショップにて取り扱い。挙式までの期間と挙式当日に加え、別サービスで傷害総合保険もあり、ハネムーンや新生活のアクシデントにも対応してくれます。
保険の加入はゼクシィが受け付けますが、保険商品はあそしあ少額短期保険と損保ジャパンが提供しています。
▼詳細はこちらから
https://bridal-hikaku.com/wedding-support-plan/
まとめ
どこの保険会社も災害時のキャンセルも補償対象になることがわかりました。
中でも、「佳き日のために」は警報発令だけでもキャンセルを補償してくれるので、手厚く安心感がありますね!
一点、「災害で損害を被った家財の補償」について全社共通で注意しなくてはならないことがあります。
それは、補償対象は100万円以上の損害のみであることです。
それ以下の金額の損害は補償されませんので、お気をつけください。
各社それぞれ条件や補償内容、期間、対象式場など異なりますので、
ご自身の環境や希望に合ったものを選んでいただくと良いでしょう。
また、本記事の内容は執筆時点のものです。
最新情報は、各保険会社のサービスサイトをご確認ください!